人間、長い間生きてりゃいろんなことにぶつかるだろう、なあ?そんな時、俺みてぇに勉強してない奴は振ったさいころの出た目で決めるとか、その時の気分で決めるよりしょうがない。ところが勉強をした奴は自分の頭できちんと道筋を立てて、はて、こういう時はどうしたらいいか、と考えることができるんだ。だからみんな大学に行くんじゃねぇか
男はつらいよ 車寅次郎
人が大学に行く理由は様々です。
大学に行くことが必須な資格を取るために行く
教養を身に付けるために行く
学者になるために行く
特に理由はないけど周りの皆が行くから行く
何も大学だけではありませんが、大学に入るためには必死で勉強することが求められます。
その勉強こそが、何十年後かにあなたの道しるべになります。
どうせ社会に出ても使わないことを勉強しても無駄だ。とよく言われます。
確かに「1₊1=?」など直接使う場面は少ないでしょうし、あらゆる道具があふれた現代ではどうにかこうにか直接適用するような場面を乗り越えることもできます。
ただ、勉強は直接適用されるような場面ではなく、あなたの意見を述べる時や社会情勢を予測する際にも役に立つものです。
「歴史的にはこうなっているから、今後はこうなると予測されます」
どうですか、仮に「予測してみて」と全く未知の領域に対して予測を求められたときであっても、ちょっと知的に見えませんか?
ただ闇雲に勉強していると答えられないでしょう。
知識、教養とはそれが可能な状態にあることを言うのだと思います。いくら物事を知っていたとしても使えなければ意味がありませんから。
自分の頭で考えられる、領域に達していれば、どこででも暮らしていけるでしょう。
寅さん、良いこと言ってると思います。