神社やお寺を参拝したことの証として、「御朱印」というものがあります。

その始まりは、はっきりとしていないそうですが、鎌倉時代頃に修行者たちが巡礼先の寺院でお経を納め、その見返りに「納経印」を得ていた、というものが御朱印の始まりではないかといわれています。

一般人はお経を納めるということは難しいですが、現在はお経を納めなくとも御朱印を頂けるようになっています。

気軽に集められるありがたいものとして御朱印を集める方が多くなっています。

ただ、コレクションのように集めるのではなく、参拝するのが目的、というのがあるべき姿といえるでしょう。

中には御朱印帳を売買する、代わりに取りに行ってあげるというサービスが見受けられますが、あるべき姿とは言えないかもしれません。

やはり自分で参拝し、自分で集める、というところに意義があります。

弊社でも、御朱印をしてもらうために一緒に参拝をしたというケースはありますが、不自由でない方が代わりにとって来てくれというケースはありません。

その方の御朱印帳を見せていただいたことがあるのですが、かっこいいですし、ありがたい雰囲気がする、それだけでパワーをもらえそうな代物でした。

これを集めたくなるのはうなずけますが、やはり参拝が目的、参拝をして神様とのご縁を頂く、その証としての御朱印、というのを心がけたいものです。

御朱印マスターという方はいらっしゃるのでしょうか、いらっしゃるのであれば一度お話を伺ってみたいものです。